私が小学校5年生のころ。
まだ昭和の時代。
オレたちひょうきん族から、私も女の子にモテようと少年隊路線へ一生懸命、切り変わろうと、友達と海にバク宙の練習をやりに行った。
恐いもの知らずの私。
その努力がかなって、私は、バク転がまずできるようになった。
友達の前でやってたら、それですげぇじゃんお前!ってなったので、クラスのみんなの前なんかでよく披露してた。
いい気になった私は、よりバク転に磨きをかけて、とうとう、ジャンプして、手を一回もつかずにクルリと一回転する、バク宙までできるようになった。
そんなん、体育の授業のときなんか二クラス集まって、みんなが見てる前で最後に披露してたから。
今諦めないのもそんな過去があるからかもしれない。
西武の秋山は足を曲げずにまわるから余計バネが必要とされて難しい。さすが、めちゃくちゃ身体能力が強いだけあるな。
私は、どうしても足を伸ばしたまままわることはできない。
チャレンジしたが、ちょっと無理である。
足のももを持って、モーメントを下げる形でまわるしかできない。
しかし、バク宙できたから、実際、女の子から小学校のころ、クラスでチョコレートをもらったのは、私ともう一人のとても魅力がある男の子だ。
その当時、子供の人数は多く、また、学年でもチョコレートをもらったのは数えるほどしかいなかった。
で、チョコをくれた女の子もかわいいとなると、はっきり言って最高だった。
みんなが知ってるって言うのがね。